パリ、大晦日、午後。
ミュージカル「ロバと王女」を観に、マリニー劇場まで来ました。
「ロバと王女」は、フランス国民なら誰もが知っているシャルル・ペローの童話。
なので映画の中で歌われている曲は、みーんなが歌えるの。
旅行中観るテレビのニュースでもほぼ毎日ピックアップされていたような。
みんなが大好きな作品の舞台化ということで大注目でした。
ルグランご本人が指揮はされない、と思っていたので一番お安い席にしたことだけが後悔。
舞台で見えない部分もあったし、もっと音楽を全身で浴びるような席にすればよかった。
でもこのときは、まさかこれが最後のルグランの仕事だとは思ってもいなかったのだもの。
王女が森へと逃げるシーンはキックボード使ったりと、なかなかな演出で笑える部分もあったけど
大道具も衣装もかなり忠実で、よくここまで再現できたなーと!!
カーテンコールは会場中で「Recette pour un cake d’amour」を大合唱。
号泣しているのは私だけでしたが…
終了後に反対側の席から。
観客は子供からお年寄りまで、様々な年齢層でした。
あとフランス人でも舞台の最中に写真撮ろうとするんだなー、と。
(そしてスタッフの制止の早さもなかなかのものだった)
珍しくグッズが売られていたので、パンフレットと缶バッジを買いました。もう一生使えないけど。
今思うと、とっても感慨深い舞台鑑賞となりました。
ルグラン最後のお仕事を、オーケストラの演奏で、パリという地で体験できたことは、最高の思い出。
外に出たら、夜の訪れ。
シャンゼリゼ通りもイルミネーションが灯り始めました。
このミュージカルのために、ルグランご本人が去年の夏に新たにレコーディングしたサントラ。
日本版も追悼企画盤として先日発売になりました!